ハウスクリーニング業界の状況

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ハウスクリーニング業界の状況

ハウスクリーニング業界の社会的背景

高齢者単身世帯の増加、女性就労者の増加による共働き世帯の増加によって、
家の清掃の担い手や時間の確保が困難に

ハウスクリーニング業界の現状

○市場動向

・ 市場規模:約900億円 ※1
・ 事業所数:約8,200事業所 ※2
※1 出所:富士グローバルネットワーク(株)「20007年度サービス産業要覧」、時点:平成18年
※2 出所:NTTタウンページデータ、時点:平成20年9月

・ 市場規模は拡大が続いており、平成21年には1,000億円程度までの拡大が見込まれている。

○業界構造・特徴

◇ ハウスクリーニングは一般家庭や事業所を対象に、清掃業務を専門的に行うサービスである。
◇ 開業に当たって特別な許認可や届出が不要で、特別大きな機器などを必要とするものではないため、施設・設備などに対する初期投資が少なくて済み、新規開業が比較的容易であるため、個人経営的な中小業者が数多く存在する。
◇ 上位3社による市場占有率は30%程度。
※ 出所:ベーシックインフォメーションセンター「家庭向け清掃サービスの市場」

○ビジネスモデル

◇ ハウスクリーニング業のサービスは、不動産事業者が取り扱う戸建て、マンション、アパート等の空室を対象として清掃を行うものと、一般在宅家庭を対象として、家屋の一部又は全部、あるいはエアコンやレンジフードなど特定の設備機器の清掃を行うものなどがある。
◇ 清掃の実施に専門的な知識や技術が必要な専門的清掃と、家庭等における日常的な清掃を行うものとがある。
◇ 主な顧客は、従来はマンション等の空き室サービスが中心であったが、近年の中心は在宅向けで、子育てが忙しい共働き家庭、高齢世帯、単身者世帯などをターゲットとしている。
◇ サービススタッフは、繁閑の差が大きいことや人件費の抑制などのため、パート、アルバイトが多くなる傾向がある。
◇ 料金体系としては、1時間当たりの料金を規定する形式と、部屋の種類・広さ等で規定する形式。
◇ コストは、人件費のウエイトが高く、事務所や車両費、クリーニングのための機材・洗剤等の比率は低い。

ハウスクリーニング業界の課題

顧客が安心してサービスを利用できるようにする方策等の整備と契約等におけるトラブル防止

◇ サービス内容や料金体系は、事業者によってまちまちで、利用者にとって事業者やサービスを選ぶ際の判断基準が少ないことや、専門技術もなく安易に参入してくる事業者のサービスの質の問題などがある。

質の高いスタッフの確保

◇ プロのスキルを持った人材や住宅で顧客との接客スキルをもった質の高いスタッフの確保が課題。

NPO法人日本ハウスクリーニング協会の対策・取組

「優良企業」として認定し、「優良企業マーク」ハウスクリーニング 優良企業を付与する
推薦制度の策定・運用及び品質向上の取り組み

◇ NPO法人日本ハウスクリーニング協会では、「クレームへの対応体制」、「受注・発注から作業完了までの書類の整備」等の審査基準を満たしている事業者を「優良企業」として認定し、「優良企業マーク」を付与する推薦制度を平成21年4月にスタートさせる予定。

◇ 業界では、平成21年1月に社団法人日本ハウスクリーニング協議会を設立し、ハウスクリーニングのサービス品質向上を図るための各種事業や普及・啓発活動に取り組むこととしている。

プロとしての技術をもった専門の人材の養成

◇ NPO法人日本ハウスクリーニング協会において、ハウスクリーニング作業をする上で必要な基礎的知識と実習による技術を修得し、試験合格基準に達した者に対し、「ハウスクリーニング士」の認定を行うなどの取り組みが行われている。

高齢者世帯、核家族、共働き世帯等の推移

ハウスクリーニング

資料:総務省「国勢調査」より作成

ハウスクリーニングサービスの市場規模推移

ハウスクリーニング

出所:「2007年度サービス産業要覧」(富士グローバルネットワーク)

独立行政法人 中小企業基盤整備機構
「サービス産業業種別実態調査報告書(対個人サービス業)」より引用